男の背中に宿るものは

 

数年ぶりに風邪をひき、
健康のありがたみを改めて感じています。

後ろ姿から、覇気を失っていると心配されました。

 

そう、佇まい。

「背中で語る」というように、
多くの男性は、多くを語りません。

言葉ではなく姿勢で、
在り方や生きざまを示すこと。

それは、古くから“男の美学”として語られてきました。

 

そこにはきっと、
達成や結果を出すことが前提としてあり、
無言の責任が宿っているのだと思います。

結果を背負うということは、
重圧もまた背負うということ。

それでも、
社会の期待に応えるために。
よりよい未来をつくるために。
自分を超えるために。

黙々と歩みを止めない姿は、
やはり凄さなのだと感じます。

 

けれど、
その背中の奥には、

言葉にできない不安や
見せたくない弱さ、
自信の揺らぎが
そっと隠れていることもあるのでしょう。

成功の裏側で、
葛藤し、擦り切れ、
唇を噛み締める夜や
ため息しか出ない夜も

きっと幾度もあったはずです。

 

背中から見えたものは、
どれもあなたの大切な一部。

強さも、迷いも、
すべてがその人の尊い生きざま。

 

簡単には外に出せないものだからこそ、
せめて自分だけは、
その心を
そっと受け入れてあげられますように。

 


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