ミッドライフ・クライシス|たとえ時代遅れと言われても

「もう、忍耐や根性の時代じゃない」

そう言われ始めたのは
いつ頃からでしょうか。

「スポ根」や「モーレツ社員」ど真ん中世代は
現役を引退されているかもしれませんが、

ミッドライフを生きる男性にとって
努力や根性とは
自分を支える血肉であり、

人生を振り返るにあたって
決して欠かすことのできない重要な要素なのです。

 

◆もはやカルマ(宿命)

中年男性にとって
「忍耐」や「根性」で生きることは、
逃れられない「歴史的業」のようなものだと感じています。

とはいえ、私も数年前までは、
「昭和的な古い価値観を変える必要があるのでは」
と同じように思っていました。

今振り返ると、
男性の生き方やアイデンティティに対して
まだ十分に理解が届いていなかった視点だったのだと思います。

たしかに、
心を殺して身体に鞭打ち、
社会を作り上げていく在り方は
もう世の中に望まれてはいません。

けれども
その社会の変革が
ウェルビーイングに根ざしているのであれば

変化の時代の狭間に立ち、
社会的義務や責任を強く背負ってきた
戦士たちの深い業に、
目を向けることが
大切なのではないかと思うのです。

◆培った根性を次のステージへ

男性との会話で心に残った言葉があります。

「もうさ、根性論は通用しないとか言われるし
 そんな時代じゃないのかもしれないけど。
 ...やっぱり、根性だって。」

疲れを滲ませながらも、
そう笑って伝えてくれた言葉の
重みや背景を感じ取り、
私は少し泣きそうになりました。

そうですよね。
どんなに嫌になる日だって、
悔しくて震えた日だって、
それでも投げずに
明日に向かっていく屈しない精神。

やりたいこと、実現させたいこと、
叶えたい夢、見たい景色。
そのためには

諦めない力、粘り強く耐える力
誘惑に負けずに続ける力。
踏まれても、倒されても
何度も起き上がり向かっていく力。
それは根性。

「根がないところに花は咲かない。」

そう、男性方に教えてもらったのです。
言葉ではない生き様から。
本当に感謝しています。

 

移り変わる時代の中で
「努力と忍耐と根性」が
化石のように古い概念になったとしても、

それらはあなたを構成する
立派なアイデンティティ。

だからこそ、
これまで培った価値を
否定するのではなく、

築いてきたものを
未来へ向けて
自分へ向けて
どう扱っていくのかが

この揺らぎの中で
問われているのかもしれません。

 


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