“承認欲求”
この言葉にどんなイメージを思い浮かべるでしょうか。
巷ではあまり良いように使われないワードですが、
人の心の成長過程において大事な欲求のひとつです。
今日は、中高年男性が抱く承認欲求について
お話したいと思います。
◆「獲る価値」から「与える価値」へ
若い頃の血気盛んな時期、多くの男性が、
認められたい、結果を出したい、称賛されたい——
そんな顕示欲が前に出る時期があるものです。
そこから様々な経験をし、
成長を果たしてきた彼らが抱く”承認欲求”は、
「認められたい」「褒められたい」という
表面的なものを超えた先にあります。
『自分は社会の役に立っているか』
『まわりに与えることができているか』
『自分は価値をもたらせられているか』
そうです、成熟した彼らの承認は
「獲る価値」から「与える価値」へと移行した、“全体の中の位置の確認“にあるのです。
位置確認とはマウントではなく
全体を円として包括的に見た、役割愛、全体愛といえます。
しかし、
この役割愛が環境や時の流れの変化の風に触れたとき、
「もう自分は必要がなくなってきた」
「自分の価値はなんだろう」
「果たせなかったかもしれない」
そのように自己評価が落ちる時期が訪れるかもしれません。
創ってきた自分
守り支えてきた自分
自らを差し置いてでも調和を願ってきた自分
それらが薄らいでいく時、
静かな孤独を感じるかもしれません。
言葉にできない空白の夜、
自分の価値がわからなくなる時間もあるでしょう
でも、本当の尊い価値は
あなたの中に既にあるのです
守ろうとしたこと、背負ってきたもの、
誰にも見せずに抱えてきた責任感も、
あなたの中に刻まれています。
そして目には見えなくてもあなたの存在は、
人、仲間、家族、社会へしっかりと根を張っているのです。
それはたとえ役割が変わったからといって
消えてしまうものではありません。
何者かであろうとしなくても、
誰かの期待に応え続けなくても、
あなたの価値は何も変わらない
あなたは消えてしまわない
今、無理に受け入れようとしなくても大丈夫です
不安な夜や虚しさがふと訪れたときには
答えを出そうとせずに
ここまでやってきたことを
ただ事実として、そっと認めてあげてください。
自分がわからなくなりそうな時は、ここへ来て、
内側の自分の声を少しだけ感じてください。
役割でも立場でもない”あなた”という存在がそっと肯定される場所でありたいと願っています。
今夜もあなたが安らかでありますように
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