「シンプルに生きたい」
そんなふうに思ったことはありませんか。
「シンプル」をイメージしたときに、
「自由」な感覚が思い浮かんだのなら
あなたはもう、自分にとって
「本当に重要なもの」に
気づいているのかもしれません。
社会の中で成果を積み上げてきた男性は、
手に入れてきたものも多いと思います。
目に見えるもの、見えないもの、
有形無形の価値を築いてきました。
それと並行して、
役割や責任も少しずつ重たくなり、
鎧や仮面が無意識の装備になっていったのではないでしょうか。
役割に生きてきた男性にとって、
深く息のつける場所は
きっと多くはなかったと思います。
本音を出せたら、
もっとラクに、もっとシンプルになれることも
本当はわかっているけれど——。
抱えるものがピークを迎える40代、50代を過ぎ、
60代に差しかかる頃になると、
次は「手放すことが大切だ」と
言われ始めることも増えてきます。
“中年の危機は荷下ろしが大事”だと、書かれていますが、でも、一体何から下ろせば良いのでしょうか。
責任?役割?価値観?
現実社会の中で、”獲る”ことを得意としてきた男性にとって、
目に見えないものの手放しは、よくわからなくて、答えの出ない鬱屈さだけが残ってしまうかもしれません。
これまで築いてきたものを、世に残していくこと。
その思いや行動は、
とても立派で、尊いものです。
でももし、
手放そうとすることでラクに軽くなるどころか、
心に空虚さや無価値感が広がっているのなら——
それはまだあなたの中に、癒しきれていない未消化な思いがあるのだと思います。
手放すことも、
残すことも、
与えることも、
心の中だけでも少し休んでみませんか。
手放すことよりも、
今は、自分の内側にある大切な本音を
ゆっくりと集め直す時間にしてみるのも良いかもしれません。
シンプルに生きるというのは、
何かを削ぎ落としたり捨てることではなく、
自分にとって本当に重要なものを、静かに思い出すこと。
その感覚を、
もう一度取り戻していくことなのかもしれません。
今夜もあなたの健やかを願っています。
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